花粉症

春になると多くの方を悩ます花粉症。主にスギやヒノキなどの花粉によって引き起こされ、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ・充血・涙などの症状が出ます。
花粉症の患者は年々増え続けており、2019年ではほぼ3人に1人がスギ花粉症であると推定されています。 抗アレルギー薬を服用して症状を抑える方も多いですが、眠気や集中力の低下などの副作用でお悩みの方には漢方薬がおすすめです。
タイプ別の解説
1. 衛気(えき)の強化
衛気は気の種類の一つであり、体表をぐるぐる巡って外邪(花粉)から体を守るバリアのような働きを持つと考えられています。花粉症の方の中には、その衛気が弱っている方がいます。衛気の働きを回復することで、症状の軽減が期待できます。
2. 透明でサラサラな鼻水を伴う花粉症
花粉症ではサラサラとした水っぽい鼻水が出る方が多いです。もともと冷え性だったり、胃腸が弱く水分代謝が悪い方はこのような鼻水が出やすくなります。
3. 黄色い鼻水を伴う花粉症
近年は熱を伴う花粉症症状も増えています。黄色く粘るような鼻水・鼻づまり・目の充血・顔のほてりなどの症状が特徴です。辛いものや揚げ物、脂っこいもの、お酒や刺激物で悪化します。
ー 日常生活のポイント ー
花粉症対策の基本は徹底的に花粉に触れない・家に持ち込まないことです。風邪を引いたり睡眠不足になると防御機能である「衛気」が衰えてしまうため、常よりも体調管理に気を付けましょう。
衛気を損なう生活習慣
- 不規則な生活
- 食生活の乱れ
- 運動不足
- 薄着
- 加齢