LI12. 肘髎(ちゅうりょう)

 所属する経脈

手の陽明大腸経(ようめい だいちょうけい)

 別名・別表記

肘尖(ちゅうせん)

 名前の由来

肘髎(ちゅうりょう)の『肘』はそのまま「肘」のこと、『髎』は「骨のすき間」を意味しています。

このツボは、肘近くの骨の際にある凹みに位置していることから肘髎と名付けられました。

また、別名として肘尖と呼ばれることもありますが、肘の先端にはありません。

 位置

肘後外側、上腕骨外側上顆の上縁、外側顆上稜の前縁。

肘を完全に曲げたとき、肘の内側にできるシワの一番外側(親指側)から肩に向かって約1寸(親指の幅1本分)上がったところに肘髎があります。

この近くには曲池(きょくち)というツボがあり、肘髎曲池からみて後上方に位置しています。

 主治・効能

整形外科領域の症状

腕の痛み肘の痛み・痺れ片麻痺

主に、手の陽明大腸経の走行部位と関係のある症状に対して用いられます。

 局所解剖

皮膚 → 皮下組織 → 腕橈骨筋 → 上腕三頭筋

関係する筋肉

  • 腕橈骨筋
  • 上腕三頭筋

関係する動脈・静脈

  • 橈側反回動脈
  • 橈側側副動脈

関係する神経

  • 橈骨神経
  • 後前腕皮神経(橈骨神経の枝)

 参考文献

著者: 長濱善夫 / 東洋医学概説 / 創元社 (1961)
編著者: 南京中医学院 / 訳編者: 中医学概論邦訳委員会 / 中国漢方医学概論 / 中国漢方医学書刊行会 (1965)
編集: 天津中医学院, 学校法人後藤学園 / 監訳: 兵藤明 / 翻訳: 学校法人後藤学園中医学研究室 / 針灸学[経穴篇] / 東洋学術出版社 (1997)
著者: 劉燕池, 宋天彬, 張瑞馥, 董連栄 / 監訳: 浅川要 / [詳解]中医基礎理論 / 東洋学術出版社(1997)
著者: James H. Clay, David M. Pounds / 監訳者: 大谷素明 / クリニカルマッサージ ひと目でわかる筋解剖学と触診・治療の基本テクニック / 医道の日本社 (2004)
著者: 滝沢健司 / [図表解]中医基礎理論 / 東洋学術出版社(2009)
監修: 形井秀一, 髙橋研一 / 著者: 坂元大海, 原島広至 / ツボ単 / エヌ・ティー・エス (2011)
著者: Andrew Biel / 監訳: 阪本桂造 / ボディ・ナビゲーション ~触ってわかる身体解剖~ / 医道の日本社 (2012)