BL55. 合陽(ごうよう)
所属する経脈
足の太陽膀胱経(たいよう ぼうこうけい)
名前の由来
合陽(ごうよう)の『合』は「会合」すること、『陽』は「太陽膀胱経」を指しています。
このツボは委中(いちゅう)の下にあり、膀胱経の2つの支脈が合流する場所であることから合陽と名付けられました。
位置
下腿後面、腓腹筋外側頭と内側頭の間、膝窩横紋の下方2寸。
委中と承山(しょうざん)を結ぶ線上、委中より2寸下がったところに合陽はあります。
主治・効能
整形外科領域の症状
腰背部の痛み、下肢の痛み・痺れ・だるさ、腓腹筋けいれん
足の太陽膀胱経の走行部位と関連する症状に対して主に用いられます。
泌尿器・生殖器系の症状
不正出血、おりものの異常、陰部の腫れ・痛み、ED(インポテンツ)
膀胱経は腎経と表裏関係にあり、腎と関係の深い泌尿生殖器系の病症にも治療効果があります。
表裏関係…正経十二経脈(足の太陽膀胱経などの12個の経脈)は6つの陽経と6つの陰経に分かれており、陽経と陰経でそれぞれ対となる相手がいる(計6つのペアが作られる)。これを表裏関係といい、足の太陽膀胱経は足の少陰腎経と対をなしている。
その他
腹痛
局所解剖
皮膚 → 皮下組織 → 腓腹筋
関係する筋肉
- 腓腹筋
関係する動脈・静脈
- 後脛骨動脈・静脈
- 小伏在静脈
関係する神経
- 脛骨神経
- 内側腓腹皮神経
参考文献
著者: 長濱善夫 / 東洋医学概説 / 創元社 (1961)
編著者: 南京中医学院 / 訳編者: 中医学概論邦訳委員会 / 中国漢方医学概論 / 中国漢方医学書刊行会 (1965)
編集: 天津中医学院, 学校法人後藤学園 / 監訳: 兵藤明 / 翻訳: 学校法人後藤学園中医学研究室 / 針灸学[経穴篇] / 東洋学術出版社 (1997)
著者: 劉燕池, 宋天彬, 張瑞馥, 董連栄 / 監訳: 浅川要 / [詳解]中医基礎理論 / 東洋学術出版社(1997)
著者: James H. Clay, David M. Pounds / 監訳者: 大谷素明 / クリニカルマッサージ ひと目でわかる筋解剖学と触診・治療の基本テクニック / 医道の日本社 (2004)
著者: 滝沢健司 / [図表解]中医基礎理論 / 東洋学術出版社(2009)
監修: 形井秀一, 髙橋研一 / 著者: 坂元大海, 原島広至 / ツボ単 / エヌ・ティー・エス (2011)
著者: Andrew Biel / 監訳: 阪本桂造 / ボディ・ナビゲーション ~触ってわかる身体解剖~ / 医道の日本社 (2012)
LINEで完結♪
オーダーメイド漢方治療
LINEで完結♪
オーダーメイド漢方治療
漢方専門の薬剤師があなたに
ぴったりの漢方薬をご提案
まずはLINEより無料の
体質診断をしてみましょう!
― 初回限定 ―
\桃華堂オリジナル缶プレゼント!/
LINE相談について詳しくはこちら ↓