BL56. 承筋(しょうきん)

  所属する経脈

足の太陽膀胱経(たいよう ぼうこうけい)

 別名・別表記

別名:腨腸(ぜんちょう)直腸(ちょくちょう)

 名前の由来

承筋(しょうきん)の『承』は「引き受ける」または「支える」の意味、『筋』は「筋肉」を指しています。

このツボは、身体を支えている下腿の筋のはたらきを強めることから承筋と名付けられました。

 位置

下腿後面、腓腹筋の両筋腹の間、膝窩横紋の下方5寸。

委中(いちゅう)承山(しょうざん)を結ぶ線上、委中より5寸下がったところに承筋はあります。

この位置はちょうど、合陽(ごうよう)承山の中点にあたります。

 主治・効能

整形外科領域の症状

腰背部の痛み下肢の痛み・だるさ・痺れこむら返り

足の太陽膀胱経の走行部位と関連する症状に対して主に用いられます。

その他

痔疾

 局所解剖

皮膚 → 皮下組織 → 腓腹筋 → ヒラメ筋

関係する筋肉

  • 腓腹筋
  • ヒラメ筋

関係する動脈・静脈

  • 後脛骨動脈・静脈
  • 小伏在静脈

関係する神経

  • 脛骨神経
  • 内側腓腹皮神経

 参考文献

著者: 長濱善夫 / 東洋医学概説 / 創元社 (1961)
編著者: 南京中医学院 / 訳編者: 中医学概論邦訳委員会 / 中国漢方医学概論 / 中国漢方医学書刊行会 (1965)
編集: 天津中医学院, 学校法人後藤学園 / 監訳: 兵藤明 / 翻訳: 学校法人後藤学園中医学研究室 / 針灸学[経穴篇] / 東洋学術出版社 (1997)
著者: 劉燕池, 宋天彬, 張瑞馥, 董連栄 / 監訳: 浅川要 / [詳解]中医基礎理論 / 東洋学術出版社(1997)
著者: James H. Clay, David M. Pounds / 監訳者: 大谷素明 / クリニカルマッサージ ひと目でわかる筋解剖学と触診・治療の基本テクニック / 医道の日本社 (2004)
著者: 滝沢健司 / [図表解]中医基礎理論 / 東洋学術出版社(2009)
監修: 形井秀一, 髙橋研一 / 著者: 坂元大海, 原島広至 / ツボ単 / エヌ・ティー・エス (2011)
著者: Andrew Biel / 監訳: 阪本桂造 / ボディ・ナビゲーション ~触ってわかる身体解剖~ / 医道の日本社 (2012)

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