【漢方相談】60代・女性 胃の不快感・倦怠感

◆ ご相談された症状

胃の不快感、倦怠感など

◆ ご相談されて症状はどう変わりましたか?

その都度、体調に合わせて配合して下さり、安心して飲むことができました。
少しずつ楽になり、落ち着いてきました。(体調と気持ちが)
ありがとうございます。

桃華堂からのコメント

この方は春にさまざまな不調で検査をしましたが全て異常がなく、相談時にも胃の不快感・不眠・耳鳴り・倦怠感・のぼせなど様々な症状で悩まされていました。食欲がなく、春から体重が4kg減ってしまい、睡眠前にもガスが溜まって寝付きが悪い状態でした。

舌を拝見したところ、色が白く、全体に苔がついている状態でした。胃腸の不調が様々な症状の原因と考え、胃腸を元気にする平胃散(へいいさん)六君子湯(りっくんしとう)を処方いたしました。また、体が冷えやすく、耳鳴りや夜間頻尿など五臓の「腎」の弱りがみられたため、補腎薬も一緒にお渡ししました。

漢方薬を飲み始めて3日で重だるい感じが楽になり、胃腸が動くのを感じるようになりました。漢方薬を続けていくうちに、朝起きたときに感じる胃の気持ち悪さが軽減し、夜にガスが溜まるのも減りました。3ヶ月程服用していただいて、現在は漢方治療を終了しています。

胃腸は五臓の土台となるので、胃腸が弱ると様々な臓の不調がでてきます。この方も初期に胃腸を崩してからあらゆる不調がでてきました。特に胃腸の冷えは機能低下を引き起こしやすいので、氷たっぷりの飲み物や、冷蔵庫から出したての飲食物のとりすぎには注意しましょう。