【漢方相談】20代・女性 汗疱

◆ ご相談された症状

手のかゆみ・荒れ

◆ ご相談されて症状はどう変わりましたか?

今までは、手に水疱ができたり、夜中に掻きむしったりして常に手荒れがひどかったが、漢方を飲むようになってからは、徐々に手荒れの頻度が減少し、今は最初と比べてほぼかゆみもなくなり、きれいな状態を保つことができている。

長い間、ありがとうございました。

桃華堂からのコメント

この方は昔から手先や足先に痒みとともに水疱ができ、荒れを繰り返していました。顔にも痒みがあり、全体的に乾燥していました。

舌の状態を拝見したところ、色が薄く、内臓が冷えているようでした。体質改善のために皮膚を潤す六味地黄丸(ろくみじおうがん)と、腸内環境を整えながらお腹を温める小建中湯(しょうけんちゅうとう)を中心に、解毒の働きのある白花蛇舌草(びゃっかじゃぜっそう)を配合いたしました。その時の皮膚の調子や体調に合わせて細かく調節しながら、約1年半ほど服用していただき、ほとんど症状がない状態まで持ってくることができました。

皮膚症状は体質を根本から変えることで初めて改善がみられるケースが多く、他の症状と比べて時間がかかります。この方もはじめの1年間はあまり改善がみられませんでした。それでも根気よく治療を続けていただき、そのおかげで改善に至ることができました。

長期間にわたる治療は、なかなか改善が見られない中で「本当に治るのか」といった不安がつきまとうため、その方にとって精神的に大きな負担となります。治療中に感じた不安な気持ちも含めて当店にはぜひともご相談いただければと思います。