【漢方相談】50代・女性 ホットフラッシュ
◆ ご相談された症状
顔のほてり、熱がこもる感じ(頭・顔)、頭汗、頬が赤くなる、胃もたれ、水様便(ほぼ毎日1回、少量のみ)
◆ ご相談されて症状はどう変わりましたか?
自分では熱がこもっていると思っていましたが、実際には真逆の「冷えのぼせ」でした。
水分摂取量が多すぎていたことにも桃華堂に来ていなければ気づいてなかったと思います。
調合していただいた漢方と、水分量を減らす、内臓を温めることで2ヶ月程で症状は無くなりました。
梅雨にどう過ごせるか楽しみです。
有難うございました。
桃華堂からのコメント
この方は頬が赤くなり、頭に熱がこもるという症状で相談に来られました。以前は乾燥の強い地域で暮らしていたため、日頃から水分を摂取する習慣があり、1日2Lほど飲む日もありました。便通が1日に2~3回あり、3回目は必ず下痢をしていました。
舌を拝見したところ、色が白く、縁に歯のあとがついていることから、内臓が冷えて胃腸が弱っている状態にあると思われました。水分のとりすぎにより胃腸の冷えがほてりを引き起こしていると考え、お腹を温める人参湯(にんじんとう)と、ホルモンバランスを整える六味地黄丸(ろくみじおうがん)を中心に、胃腸を整える漢方薬も合わせて処方しました。日々の生活では喉が渇いてから水を飲んでもらうようにし、1日の水分摂取量を減らしてもらいました。
服用開始から2週間で熱のこもりはほぼ改善し、頬の赤みがやや残る程度になりました。便通は1日に複数回あるものの下痢が改善し、胃腸も整ってきているようでした。舌を拝見すると、まだ色が白く内臓の冷えが見られたので、しばらく漢方薬を継続していただき、約2ヶ月でほぼ症状が改善しました。その後も体調維持のために漢方薬を続けたいとのことで、服用回数を1日2回から1回に減らしながら今でも漢方薬を続けていただいています。