【漢方相談】40代・男性 胃もたれ・倦怠感
◆ ご相談された症状
胃もたれ・だるさ
◆ ご相談されて症状はどう変わりましたか?
飲み始めて胃もたれが軽減して、だるさも気づいたら動けるようになりました。
桃華堂からのコメント
この方は食欲はあるが食べると胃もたれしてしまうという症状でご相談に来られました。空腹感はあまり感じず、もたれるとその状態が丸一日続くこともありました。疲労は朝起きたときからあり、やる気の低下を感じていました。
舌を拝見したところ、縁に歯のあとがついており、胃腸虚弱の状態でした。それに加え、舌の中心の色が淡く縁だけ赤くなっており、ストレス過多の状態でした。胃腸を整える平胃散(へいいさん)と気の巡りをよくする香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)と元気を補う漢方薬をお渡ししたところ、徐々に胃もたれが改善され、朝すっきり起きられるようになりました。
生活習慣で一つ気をつけていただいたのは、早食いをやめることです。特にストレスを感じている方は無意識に早食いになる傾向があります。よく噛まずに固形のまま胃に落ちると、唾液による消化が不十分なため、噛んだ場合に比べて消化に大きな負担がかかります。食後に横になりたくなる方は、まずしっかり噛んで消化の負担を減らすことから始めましょう。