【漢方相談】50代・女性 唇の荒れ・口角炎

◆ ご相談された症状

10ヶ月以上前から、くちびるの荒れに悩まされ、ヒフ科の薬がまったく効かない状態で、一度漢方に頼ってみようと思いました。

◆ ご相談されて症状はどう変わりましたか?

約2ヶ月程で、口角の荒れは治まりました。
また、保湿のクリームを塗る回数も減りました。どうして薬を塗ってもなかなか治らないのだろうと落ち込む毎日でしたが、今は少し晴れやかな気持ちになりました。
ありがとうございました。

桃華堂からのコメント

この方の唇の荒れは見た目では分かりづらいですが、歯磨きや食事のときにヒリヒリして常にワセリンを塗っていました。ステロイドでは改善せず、抗真菌作用のある軟膏では逆に悪化してしまったそうです。胃腸が弱く、食後に眠気を感じやすいとのことでした。

舌を拝見したところ、血流が悪くやや紅みが強いことから、まずは清熱作用のある桂枝五物湯(けいしごもつとう)と粘膜を整える働きのある参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)を中心に処方しました。胃腸がある程度整ってきたところで、皮膚を潤す働きのある六味地黄丸(ろくみじおうがん)も併用してもらいました。

はじめに口角炎が改善し、唇の荒れも突っ張り感は残っているものの、食事のたびに塗り直してしたのが回数が減り、大変喜んでいただけました。

口内や口周りの症状は胃腸の弱りからきていることが多いです。清熱により炎症を治めると同時に、胃腸を整える漢方薬を使う必要があります。皮膚を潤すのに地黄(じおう)は大変有効ですが、胃にもたれやすいので、胃腸がある程度整うまで使用を控えるか、胃薬と一緒に併用する必要があります。