【漢方相談】10代・男性 アトピー
◆ ご相談された症状
アトピー
◆ ご相談されて症状はどう変わりましたか?
最初の1週間で、だいぶ改善され、その後は一進一退を繰り返していたけど、肌がきれいになりました。軟膏も併用して良い状態を保てるようになってきているので、家でも食事等、継続して気をつけていきたいです。
足湯も楽しみで、毎回楽しく通うことができました!ありがとうございました!
桃華堂からのコメント
ご相談されたのは小学生の男の子で、お母様と一緒に来店されました。この「喜びの声」もお母様に書いていただいたものです。
具体的な症状として、昨年の夏休み後から首・おでこ・耳の外側・肘の内側にできる湿疹と痒みに悩まされていました。寝てる間に掻きむしってしまい、浸出液も出ていました。胃腸が弱く、アイスクリームや牛乳などでお腹が痛くなることがありました。
舌を拝見したところ、赤みが強く、熱がこもっている状態でした。また、皮膚湿疹は腸内環境の乱れと関係していることが多いため、胃腸を整える小建中湯(しょうけんちゅうとう)と参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)を配合いたしました。皮膚の乾燥も見られたため、皮膚を潤す六味地黄丸(ろくみじおうがん)を主に使いながら、患部に塗る軟膏として太乙膏(たいつこう)をお渡ししました。
2週間の服用で浸出液の量が減少し、痒みも減少しました。その後も肌の調子に合わせて漢方薬を調節し、約4ヶ月服用していただいた後に漢方治療を終了しています。
小児の場合は胃腸が未発達のため、腸内環境の乱れからアトピーや喘息などのアレルギー症状が出やすくなります。成長とともに自然と改善する場合もありますが、漢方薬で胃腸を整えることで、改善にかかる時間を短縮することができます。