【漢方相談】30代・女性 冷え症・不眠・ストレス

◆ ご相談された症状

冷え症、睡眠不足、強いストレス、むくみ

◆ ご相談されて症状はどう変わりましたか?

毎回ていねいなカウンセリングで、漢方の処方をかえてくださり、少しずつよくなっていきました。

“ゆっくりやすむ”を心がけたり、ここでいただく薬膳ドリンクを家でも実践したりすることで、ストレスをあまり感じることなく、睡眠も少しずつとれるようになりました。

足の冷えも改善しつつあります。

桃華堂からのコメント

この方は昔から冷え症と生理痛に悩まされており、相談の3ヶ月前からは倦怠感と不眠の症状も出始めました。寝付くのに3時間かかることも多く、夜中に目が覚めるとそのまま朝まで寝むれない状態が続いていました。また、食後に眠気を感じやすく、ぶつけた記憶もないのに青あざがよくできていました。生理痛や頭痛などの症状もお持ちで、足は冷えますが上は火照っている様子でした。

舌を拝見したところ、黄色の苔がついており、体に熱がこもっている状態でした。寝付きの悪さは熱がこもっていることが原因と考え、ご相談時期が夏だったこともあり、清暑益気湯(せいしょえっきとう)を処方いたしました。また、胃腸の弱りがみられたため、胃腸を元気にする漢方薬も一緒に配合いたしました。

2週間で寝付くまでにかかる時間が1時間に短縮しました。漢方薬を続けていくうちに、天候による頭痛もでなくなり、気分の浮き沈みや倦怠感などの症状も徐々に減っていきました。現在も体調維持のために漢方薬を続けていただいています。

頭に熱がこもった状態では、脳は深い睡眠に入ることができません。特に足が冷えて頭がのぼせている方は、熱の発散ができず睡眠に大きな影響がでます。なるべく頭寒足熱(ずかんそくねつ)をこころがけ、頭を涼しくすることで睡眠の質を向上させることができます。