【漢方薬×鍼灸】30代・男性 胃腸虚弱・蕁麻疹
◆ ご相談された症状
胃腸虚弱・身体疲労
◆ ご相談されて症状はどう変わりましたか?
定期的に漢方・鍼灸をお願いして、仕事をしていて疲れづらくなったり、胃腸の調子も落ち着いてきました。
症状改善されるうちに気持ちの面でもポジティブになりました。
症状の相談もしっかりと聞いていただけるので、自分でも納得できて安心感がありました。
桃華堂からのコメント
この方は昔から胃腸が弱く、緊張すると下痢してしまうそうで、1年前から蕁麻疹を発症していました。蕁麻疹は薬で抑えていますが、掻いてしまうと膨れ上がってきてしまいます。長時間前かがみになる仕事の関係で、腰痛と肩こりもありました。
お腹を直接手の平で触っていただくと、手のひらのほうが温かいようでした。胃腸の冷えがあると考え、人参湯(にんじんとう)をお渡ししました。蕁麻疹も冷えと腸内環境の乱れが原因と考え、参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)を一緒にお渡ししました。2週間の服用で、頭がすっきりとした感覚があり、便通も安定しました。
その後も漢方薬を続けていただく一方で、2週間に一度の鍼灸治療も併用してもらいました。鍼灸治療でも漢方薬と同様に、胃腸機能の改善を第一に考えツボを刺激しました。胃腸をはじめ内臓に異常がある場合には、背中の皮膚表面が少しこわばったように緊張していることがあります。その緊張を取るように浅く鍼を刺すことで、内臓機能を整えられます。
治療開始時は、病院で処方されていた蕁麻疹を抑える薬も併用していましたが、徐々に減らして現在では薬がなくても蕁麻疹は出ていません。蕁麻疹は水分代謝と腸内環境の影響を強く受けます。この方も蕁麻疹がひどい日は胃腸の調子が悪かったそうです。このことから、漢方薬や鍼灸治療によって胃腸や水分代謝を整えたことが、蕁麻疹に良い影響を与えたと考えています。蕁麻疹以外にも、アレルギーや皮膚疾患を治す際には胃腸を整えることがとても大事です。
※ 現在、鍼灸治療は実施しておりません。