赤芽柏(あかめがしわ)
基原
トウダイグサ科 Euphorbiaceaeのアカメガシワ Mallotus japonicus Müller Argoviensisの樹皮
特徴
赤芽柏は新芽が鮮紅色であり、葉が柏のように大きくなることから命名されたといわれています。
本州・四国・九州・朝鮮、台湾、中国南部などに分布する落葉高木です。木の根は非常に生命力が強く、種子は高温にさらされると発芽しやすくなります。そのため、伐採や森林火災により森林が破壊されると一気に繁殖することができます。
通常は漢方薬に用いることはないので、性味や帰経などの分類はありません。しかし、日本では昔から胃潰瘍や胃酸過多、胃炎などの胃腸疾患に民間薬として使われてきました。胃腸疾患に使われるのは樹皮や赤芽の部分で、葉は腫れ物や痔などに使われていました。赤芽柏は日本で独自に使用されている生薬であり、中国には元々ありません。日本独自の生薬は他にも桜皮(おうひ)があります。
桃華堂では足湯に使っている生薬風呂にこの赤芽柏が入っています。
※ 桃華堂では生薬単体の販売はしておりません。
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